リーマン・ショックの再来か?
新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中を恐怖に陥れ
約3年の月日を経てウイルスと共に共存していく選択をしたような人類
しかし、新型コロナウイルスは「恐怖」だけではなく
様々な爪痕を遺している模様です
現代は「ヒト・モノ・カネ」と経済における重要なモノが
世界を駆け巡る世の中
この流れを止めてしまった新型コロナウイルス
サプライチェーンがイカれて
完全回復までにはまだ時間が掛かりそうな現実
そして、経済の悪化を防ぐために
各国政府はお金をバラ撒きました
そのバラ撒いたお金は価値を減少させ
モノの価値が上昇しインフレを発生
バラ撒きまくった欧米諸国のインフレは
日本の比ではなく各国中央銀行は
インフレ退治のために政策金利を急激に引き上げている状況
政策金利の上昇は景気の悪化を招く恐れがあり
人々の警戒より先に金融市場は警戒心を強めているのが現状です
下手をすると100年に一度と言われたリーマン・ショックの再来と
そんな話まで出ている状況
もちろん、新型コロナウイルスだけではなく
ロシアのウクライナ侵攻も
サプライチェーンやインフレの悪化に一役買っているわけではあります
リーマン・ショック時との比較
こういう話になると
「備えましょう」という話が頻繁に出てきますが
何処をどう備えるとか
どのくらいの備えが必要なのか?
具体的な話は出てきません
誰も経験をしたことのない事態となる可能性があるため
予測など簡単に出来やしませんが
歴史は繰り返しますし
リーマン・ショック時との比較は出来ます
リーマン・ショックがどの程度のことだったのか?
その辺りを思い出したり、知ることにより
心構えは可能だと思われます
動画にて解説をしている銘柄もありますので
今回は日経平均株価の状況を当時と比較してみたいと思います
動画は下記よりご覧下さい
日経平均株価の比較
では、日経平均株価の2008年当時と現状の比較をしてみます
2007年06月高値18297.00円を出し
2008年10月安値6994.90円までの下落
11302.10円幅下落、下落率は61.77%となっています
非常に大きな下落を見せていたリーマン・ショック時
株価が半値以下になっていることが確認できます
現在のチャートも掲載をしておきます
2021年09月高値30795.78円を出し
ここまでの安値は2022年03月安値24681.74円まで
下落幅は6114.04円で、下落率は19.85%
NYダウに比べると非常に優秀な日経平均株価となっています
しかし、リーマン・ショック当時と同じ下落率を見せてくれば
19022.55円の下げ幅を見せることとなり
目標値が11773.23円となってきます
現時点での日経平均株価は27000円どころですから
単純計算で下げ余地が15000円程あるということになります
歴史は繰り返す
2008年当時と現状とで大きな違いは
ドル円の動向です
2008年当時はドル安円高傾向であり
現状はドル高円安傾向
この辺りは今の日経平均株価の下落が小さい要因の一つだと思われます
しかし、歴史は形を変えて繰り返してきます
備えておくことは重要なことなのでしょう
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