円安は何処まで進む?

為替

ドル高円安傾向の動き

ドル高円安の動きが続いています
2022年09月に財務省は約24年ぶりの円安抑制と受け取れる
円買い介入を実施しました

為替介入となると2011年の東日本大震災のときに
ドル買い円売り介入をしていますから約11年ぶりとなります

今回の介入の目的は
急激なドル高円安の動きを抑制
させることであり
円安抑制とは意味合いが違っていると思われます

値動きが激しいと経済に悪影響を及ぼすため
投機的で過度な値動きはダメですよ
こんなところなのではないでしょうか?

円安阻止の為替介入ならば
節目節目での介入が考えられますが
値動きが激しくない状態ならば
安易な介入はしてこないと考えています

原因が分かれば円安ピークが分かる!?

では、何処までもドル高円安の動きになると思われますが
ドル高円安の原因が改善されないと
この傾向に大きな変化を及ぼすことは難しいのかも知れません

【出処 ファイナンシャルスター

大きな要因は金融政策だと思われます
米国は金融引締政策であり、日本は金融緩和政策
米国は政策金利を引き上げ、日本はゼロ金利政策を維持
米国と日本の金利は広がる一方ですから
金利の付くドルが買われ、金利の付かない円が売られるのは当然の流れなのでしょう

ですから、今のドル高円安の動きに変化が生じるのは
両国どちらかの金融政策に変化が出てきたとき
ということになると考えています
逆に言えば、金融政策に変化がないときは
ドル高円安の方向性に大きな変化が生じてこないのでは?
という事になります

テクニカルから考えると、
目先は1998年の円安ピーク147.64円どころを目指している状況でしょうし
ここを突破すれば心理的な節目となる150円

ただ、これは中長期的な話です
目先の動きを考えると、冒頭でも触れたように
急激な値動きがあれば財務省の為替介入が実施される懸念があります
ボラティリティの高い状況ですので
中長期的な流れを掴んで短期的な動きに対して
しっかりと対応をして行きたいものです

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