24年ぶりのドル高円安の140円
日米の金利差からドル円が140円を24年ぶりに取ってきたと騒がれたわけですが
140円を突破してからなかなかそれ以上のドル高円へ動こうとしない状況です
ここから先も日米の金利差が開く一方であることが考えられる状況で
足踏みをしている状況ということが
にわかに信じられない感じかと思われます
目標となるのは1998年にツケられた147.64円と見られるわけで
一直線に突き進んでも不思議ではない状況ではあるとは思いますが
事実として140円どころで足踏みが続いています
米CPIのイベント通過後
9月のFOMCに向けての相場が繰り広げられているわけでしょうが
米雇用統計という大きなイベントを通過し
次なる大きなイベントが米CPIとなるのでしょう
米CPIを通過すれば一気にドル高円安に?
と、いう思惑も働いてきますが
心理的な節目となるであろう140円で足踏みをしていることの理由にはならないわけで
何らかの要因が存在しているからこそ
足踏みをしてイベントを待っているのでしょう
テクニカル的には止まり目
ファンダメンタル的なことを考えても
主観的な部分が多くを占めてしまい
ろくなことに結びつかにと思っており
ここは冷静にテクニカル的な部分から考えてみたいと
どうしても1998年8月の高値147.64円に目が奪われますが
直近の高値は2015年07月の高値124.48円
ここから2016年06月の安値99.00円まで下げた形
この下げた分の1.618倍の上昇が140.23円で
2倍が149.96円となっています
そして現在140円どころで足踏みをしているということは
2015年07月の高値124.48円からの下げに対する1.618倍のところで足踏み
と、いうことになるのでしょう
ひょっとすると140円どころを天井とすることも想定しつつのポジション取り
そんなことも考えておく必要があるチャートなんでしょう
蛇足的な「ちなみに」
147円どころを取りに行かないということではありません
全値戻りを目指している形のチャートではあると思いますし
取っても何ら問題はないと思っています
ちなみにではありますが
日足レベルで07/14高値139.18円から08/02安値130.40円までの下げに対する上昇幅
これもテクニカル的に考えておくと
倍返しをしてくると147.96円ということになりますので
147円は射程圏に入れての展開となっていることが伺えます
決め打ちをすることも相場では必要かも知れませんが
その時の流れに合わせてポジションを移行して行くことも
重要な戦術だと考えています
現在為替が落ちついて推移していますが
この辺りは止まり目であることが
テクニカルから確認ができたのではないかと思います
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