2023年の米国は景気後退局面?
世界中を恐怖に陥れたコロナも「with コロナ」という形で
人々の生活も落ち着きを取り戻すような時期となっている2022年ですが
コロナは経済に大きな爪痕を残しています
コロナの影響で経済活動が止まり
景気悪化を防ぐがために大量の貨幣をばら撒いた先進国ですが
ロシアのウクライナ侵攻やらサプライチェーンの問題やらも相まって
恐ろしいほどのインフレ状態を作り上げてしまいました
そのインフレを抑制するがために
米国やEU諸国などの先進国は
政策金利の引き上げを急速に推し進めている状況です
政策金利の引き上げは景気後退に直結するような金融政策
景気後退をさせたいわけではないでしょうが
過度なインフレを修正するためには
ある程度の犠牲は止むを得ないというFRBやら各国中央銀行の動き
米国が景気後退(リセッション)となるかどうかは
まだ分かりませんが、既にテクニカルリセッションには突入している状況
上手いこと、米国がソフトランディングと言われる軟着陸状態で
リセッション入りを防いでくれることを願うばかりですが……
ドル円の動向
リセッション入りとなるのか?
ソフトランディングでリセッション入りを防ぐのか?
あとになってみないと分からないことですが
リセッション入りを覚悟して物事に対応をしておく方が
個人的にはベターではないかと思います
そして、気になるのはドル円の動向です
FRBが必死に政策金利を引き上げているときに
日銀はゼロ金利政策を維持したまま
金利差によって「ドル買い円売り」の動きとなり
ドル円は10/21高値1ドル=151.94円まで跳ね上がりました
高値151.94円を出してからは
財務省による円買い介入も手伝って
ドル安円高の動きとなっています
そして12/02安値133.62円を見せたわけですが
これは102.59円から151.94円までの上昇に対する0.382の押し
止まり目ではあったというところではあります
安値133.62円を出してからの立ち上がり
週足レベルにて0.382の押しを見せてきたのですから
日足レベルで0.382の戻りを見せてきても問題はないのかも?
そんな考え方をすれば
140.62円どころが目標となり
ある程度の戻りを警戒しておく必要があるのかも?
2023年は円高では?
為替は政策次第でコロッと変わるモノでしょうから
決めつけなど出来ませんが
151.94円は大天井ではないかと思っています
この辺りに関しては動画でもお話しをさせて貰っていますので
ご覧頂ければと思います⇒こちら
そして、あくまでも個人的な見解となりますが
高値151.94円を天井と考えているのならば
安値133.62円からの反発は戻り
0.382の戻りを見せてきたときには
下値を探る展開を意識しておきたいと
中央銀行の動きを考えてみても
FRBは利下げを検討するような話になるでしょうし
日銀は利上げの検討に
もちろん、日銀に利下げの話など出来ませんが……
日米の金利差が縮むということになれば
ドル安円高傾向となっても不思議がないのかも知れません
目標として考えておきたいのは
127.27円ということになりますが
ひょっとするとの121.44円
この辺りも視野に入れつつ対応をしておきたいと
両方とも安値102.59円を起点とした上昇分の押し
そういう値位置となっています
コメント